お知らせ
「介護の日」とは、厚生労働省が、多くの方々に「介護」を身近なものとして捉えていただくとともに、それぞれの立場で介護を考え、関わってもらうことを目的とし、2008年に制定されました。
キャッチコピーの「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」の語呂から、毎年11月11日を「介護の日」としています。
■日本における介護の実情
現在、日本は超高齢社会に突入し、人口は2022年10月1日時点で1億2,495万人で、そのうち、65歳以上の人口は3,624万人、総人口のおよそ3割を占め、介護を必要とする人口が加速度的に増加しています。
またこの状況を受け、今後必要とされる介護職員の数は、
・2023年度には約233万人(約22万人不足)
・2025年度には約243万人(約32万人不足)
・2040年度には約280万人(約69万人不足)
と予測されており、介護職員を確保する必要があると推計されています。
参考:厚生労働省 第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について
このように、高齢化が進行する日本で、福祉介護サービス分野は、人材確保に最も真剣に取り組んでいかなければならない分野であると考えられています。
福祉・介護サービスの仕事が、働きがいのある職業として社会的に認知されるとともに、魅力ある職業として、特に若い世代から選ばれることを目的に、11月4日~11月17日を「福祉人材確保重点実施期間」として、各都道府県などで関連イベントが開催されています。
■OURの取り組み
当社では、「介護の日」の目的のひとつである人手不足解消に貢献すべく、海外現地で外国人介護人材を育成し、日本の施設様へのご紹介を行っております。
海外の無償教育拠点であるOURアカデミーでは、日本で長く活躍できる介護人材を育成するため、介護の基本を学習する段階で、日本の介護の概念である「自立支援」の部分から教育を実施しております。
海外では「お世話してあげる」という考えが強いため、介護に対する考え方にギャップを生まないよう取り組んでおります。「自立支援」は日本の介護の根底ともいえる考え方のため、用語だけではなく、下記のようなイラストを使用しながら、学生には時間をかけて丁寧に「日本における介護」への理解を促しています。
▲日本の介護の概念資料
今後とも、OURは日本で働きたい若く優秀な外国人材と、超高齢社会における人材不足でお悩みの日本全国の事業者さまを繋ぎ、持続可能な共生社会づくりへの架け橋となるべく、取り組んでまいります。
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