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事例紹介
CASE STUDIES
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社会福祉法人鶴住会 グループホーム鶴住
社会福祉法人鶴住会 グループホーム鶴住は青森県北津軽郡にある施設で、認知症専門ケアをご提供されています。社会福祉法人鶴住会は入所、ショートステイ、ホームヘルプなどの介護サービスを展開されています。
これまでの外国人採用としては、OUR人財の他に、インドネシアの特定技能人財4名(特別養護老人ホーム)のご採用の事例がございます。
採用担当 田中様、現場統括管理 石川様 (仮名)
左: アヤンさん、右: シウンさん(仮名)
1)なぜ介護の仕事をしようと思いましたか。
アヤンさん:中学生のときに、ミャンマーで赤十字運動に参加していた経験から、
自分より年上の方々の生活を手伝うのが好きだったので介護の仕事を選びました。
シウンさん:ミャンマーにいるときに祖母の世話をしていました。その時に「ありがとう」と言われて、自分の家族だけでなく、ほかの方のお世話もしたいと思ったので介護の仕事を選びました。
2)現在の業務を教えてください。
アヤンさん:利用者様の食事介助、毎週2回の入浴介助をしています。基本的な介助の対応は可能です。
3)OURミャンマーアカデミーで介護について勉強してきましたが、実際に働いて感じたギャップはありますか?
アヤンさん、シウンさん:違うところはないです。授業と同じだったので業務も大丈夫です。(OURミャンマーアカデミーでは)先生たちも友達もとても優しくて、楽しかったです。
4)日本の生活にはすぐ慣れましたか。
アヤンさん:段々慣れました。最初は冬で、雪は好きだけど外は寒かったです。今は暖かいので大丈夫です。
シウンさん:日本の生活はいいです。けれど休みのときは寂しいので仕事で利用者様とお話しするほうが楽しいです。
5)これからの目標を教えてください。
アヤンさん、シウンさん:今は12月のN3試験を受けたいと思い、*OUR_Collegeで勉強しています。
*OUR_College…弊社が提供する独自の学習プログラム
※本インタビューは2023年5月に実施いたしました。
1)外国人採用を検討したきっかけを教えていただけますか。
きっかけは離職が止まらない状態だったことです。職員が少なく、採用してもすぐに辞めてしまい、求人を出しても応募がない状態でした。日本人紹介会社も検討しましたが、介護の求人市場が飽和状態であることや、継続的な就業の保証もない上、料金が非常に高いです。そのようなことに頭を悩ませていた時に、県内の紹介会社から外国人財の紹介の話をいただきました。当時、この近辺に外国人財を採用している施設がなかったため、県内で先駆的に外国人財採用をしていた施設に出向き、情報収集をし、採用を検討しました。外国人財は「最長5年の長期就労ということを考えると、お金を払ってもいいのではないか、日本人の有料紹介よりも確実性があるのではないか」ということで外国人財採用を決意しました。
・在留資格のなかで、「特定技能」をお選びになった理由を教えてください。
最初は知識がなく、技能実習しかないと思っており、あの量の書類は作成できないと言って断りました。そんな中、特定技能の話を聞き、事務的な負担が軽減され、生活面での支援も技能実習と比べると少ないことが決め手となりました。
2)OURから採用をした決め手、OURの支援に期待していることを教えてください。
採用の決め手は「OURの営業担当者さんの対応」です。実際に、県内の紹介会社さんとやり取りをしている中で、コロナ禍ということもあり、外国人財の入国が遅れていきました。そのときにOURの説明を受け、反応が早いところ、支援や入国の手続きを担当する単独部署があり、県内の紹介会社さんと比べて、組織体系が全然違うところに安心しました。OURなら嘘がないだろうと思い、OURからの採用を決めました。
支援面で期待していることはこれ以上ありません。支援で困った際に、対応スピードが早く、根拠を含め、回答の正確性が高い。また、母国語が分かる支援員を連れてきて、外国人財に対し、生活面の指導もしてくれたりと、こちらが望んでいる以上の支援を提供してくれています。
3)アヤンさん、シウンさんが入社後、職場に変化や影響はありましたか。
職場の雰囲気が明るくなりました。外国人財がいい刺激となり、施設職員が変わらざるを得なくなりました。現在は、他の職員が、日本に悪いイメージを持ってほしくないという想いもあり、みんなが2人に優しく接しています。また、業務面では、昔から業務マニュアルの改訂がなく、かなり複雑になっていましたが、外国人財を受け入れることをきっかけにマニュアルの改訂に取り組み、各業務の簡素化を行うことができました。そして他の職員にも、異動などで環境を変えて働いてもらったりと、人数が少ないとできなかったことが可能になりました。こういった面を考えてみると、今までいくら費用を積んでもできなかったことができたのでありがたいです。
4)現在(入社4か月)どのような業務を任せているか教えてください。
2人は、2022年12月半ばから入職し、2023年1月から本格的に日勤の仕事を始めました。1か月経たないうちに、ほぼすべての日勤業務を習得できているような状態でした。できないものといえばパソコンの入力業務だけです。2人とも業務の習得が早かったので、3月の末から早番、遅番を他の職員と一緒に開始。4月の終わりからは周りの職員からの推薦もあり夜勤も始めました。この頃、夜勤以外の業務はほぼ完璧にこなしており、正確さとスピードも日本人スタッフとほぼ同じ状況でした。今後は私(現場統括管理者)が一緒に夜勤の業務を確認し、問題なければ1人で夜勤を行ってもらう予定です。夜勤では、入社当時はできなかったパソコンの入力業務もありますが、今では、数字や短い文なら2人とも入力することができます。
5)利用者様、他の職員からの評価はいかがですか。
他の職員からの評価はすごくいいです。全スタッフが2人のことを尊敬しています。会話がすごく上手ですし、なにより介護に対して安心感があります。職員には、特別扱いはしないで、日本人職員と同じように接して欲しいということを伝えていたので、あまり抵抗もなく、入社してくれたことを喜んでいました。また、すぐに利用者様の名前を覚え、自分たちからコミュニケーションがとれて、業務もスムーズであり、利用者様からも抵抗はなかったです。
6)アヤンさん、シウンさんへの想いや期待していることを教えてください。
会社の立場としては、介護福祉士を取って、会社に長くいてもらい、今以上に外国人財が必要になったときに、見本になって欲しいと思っています。今、施設として実施している生活支援などを、次は2人が新しく来る外国人財に対して、実施するような環境を提供できるといいと思っています。
・今後の採用計画を教えてください。
日本人で20代で介護に従事する人は、非常に少なく、毎年当施設も平均年齢が上がっています。定年を迎える方、迎えた方も多く退職の可能性もあること、また、中途採用市場も40歳以下が4人に1人ぐらいで、若い人材を引き当てるのは中々難しいと思います。単純に数としてではなく、今後の採用計画として外国人財を定期的に受け入れていきたいと考えています。
7)外国人財の強みを教えていただけますか。
外国人財の強みではなく、日本の採用する側の弱みになりますが「外国人財を採用して失敗したらどうしよう」という思いが先に来てしまうから、採用への不安につながってしまうのだと思います。外国人財を採用したが、コミュニケーションがとれなかったら、業務を覚えられなかったらどうしようとか。そこの不安は考えなくていい、外国人財はその不安以上の強みをもって入社してきます。変わらなければいけないのは受け入れる側。今までなんで外国人財を採用していなかったのだろうと思いました。