事例紹介

CASE STUDIES

神奈川県 社会福祉法人長寿会 特別養護老人ホーム陽光の園(外食分野・厨房)

「OURさんの強みは自前で学校を持って、
教育から紹介、支援まで一貫してやるというところです。
非常に魅力を感じています。」

施設情報

社会福祉法人長寿会 特別養護老人ホーム陽光の園は、神奈川県小田原市にある施設です。社会福祉法人長寿会は、「高齢者に円満幸福に生活を送っていただくこと」を理念に掲げ、入所、ショートステイ、デイサービス、軽費老人ホームなどの介護サービスを展開されており、2021年に創業50周年を迎えられました。

施設名
社会福祉法人長寿会 特別養護老人ホーム陽光の園
所在地
神奈川県小田原市
HP
https://kanagawa-koureikyo.or.jp/tyoujyu/
採用人数
2名(ミャンマー)
登録支援の利用
当社に委託
※注意※
当記事に関する施設への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

受け入れ施設のインタビュー

理事長 加藤様

理事長 加藤様

「2人を採用したことで、厨房がより明るくなり、活力が湧きました。」

※本インタビューは2023年6月に実施いたしました。

1)外国人採用を検討したきっかけを教えていただけますか。

長寿会は、以前から国際交流をしています。1970年代、東洋の福祉や高齢者のお世話の仕方を勉強する研究生を欧米から受け入れ始め、1980年代半ばからは、東洋の福祉のレベルを上げるために、長寿会の創業者(理事長の父)が主催し、韓国・台湾・中国の代表者と共に、「東北亜高齢者研究会」を立ち上げ、一緒に研究を行ってきました。

2017年からは、当時、国が扇動していたEPA(介護福祉士候補生)の受け入れを始めました。受け入れの理由には、少子高齢化の進行による介護人材不足が大きいです。2020年のリクルート調査によると、介護・医療の業界に来る人は、全就業者の15%前後しかおらず、それに反比例して、高齢者はどんどん増えていきます。老舗のうちですら人材が追い付かなくなってきて、国内だけでの介護人材の掘り起こしには限界があると思いました。また、介護業界に適していない人をやみくもに引っ張ってきても良からぬ方に向かってしまうため、やはり国外であっても適性のある人材が欲しいわけです。その点で言うとEPAは、看護師の資格を持っている段階で、ある程度の適性はあるので、気持ちよく受け入れることができましたし、その期待に応えられる子たちでした。

 

・すでにEPAをご活用されているなか、特定技能制度をお選びになった理由は何でしょうか?。

EPAにも限界があり、特定技能制度も考えざるを得ないと思っていました。その頃、調理職員の確保も非常に厳しくなってきており、体力的にもある程度しっかりした若手が欲しいと考えていたなか、特定技能の「外食」というものが認められたので、思い切って受け入れを決めました。

 

2)OURから採用をした決め手を教えてください。

OURの営業担当者さんに、経営母体がLEOCと聞いて、「調理だ!」と思いました。特定技能といっても、母体はいろいろなところから参入してきていますので、「適性」という意味では、料理関係者は適性のある人を送り込んできてくれるだろうという期待をもって、OURにお願いしました。私は外食に適性がある人、介護に適性がある人、それをちゃんと監理団体や送り出し機関が見極めているかどうかがカギだと思っています。そして昨年の8月、実際に2人にミャンマーへ会いに行ってきました。別の会社では、自国で実習生が学費を借金し、返済をしているということもあるので、色々心配はしました。その辺も確認したいし、いったいどういうスキームでミャンマーから来ているのかも、私は知りたいと思い、現地へ行きました。OURのスタッフさんが案内してくれて、OURミャンマーアカデミーにも行きました。そして間違いないと思い、受け入れました。やはりOURさんの強みは自前で学校を持って、教育から紹介、支援まで一貫してやるというところです。非常に魅力を感じています。ミャンマーへ行き、見てきた私が言い切れます。

 

3)受け入れに当たり大変だったことはありますか。

介護での受け入れ経験はあるけれども、調理場での受け入れは初めてだったので、職員に理解してもらうために、何度か話し合いの機会を作りました。コロナの関係で入国が少し遅れたので、その間にミャンマーの国柄等も職員に事前に伝えました。

 

4)2名を受け入れてよかったことを教えてください。

調理場がより明るくなり、活力が湧きました。受け入れる前には、調理場の職員もミャンマー語で挨拶ぐらいはできるようになろうとしていました。また、彼女達の物覚えのよさや、包丁さばきも含め、理解力の高さを目の当たりにすると、受け入れて良かったと思います。現場からは、さらにもう一歩踏み込んでほしいというニーズが出てくるまでになりました。

 

5)現場職員や利用者様からのお声はいかがですか。

職員との関係は良好で、非常に可愛がられており、馴染んでくれて良かったと思っています。ご利用者様とのコミュニケーションはこちらから意図的に作らないと難しいですが、彼女達も仕事を置いて、利用者様のところに行くかというとそこは節度がありここは出てはいけないというところや、控えるところは控える姿勢があります。そういうところはあえて国選びの段階で、考えた経緯があります。国柄、慈悲の心というか、少し控えめな個所などが自然と身についている気がしました。日本人と感覚的にも近いと思います。

 

6)今後の採用計画を教えていただけますか。

いまのチーム(10~11名)のうち、4人ぐらいは彼女たちのような人材が来てくれてもいいと思います。今は日本人スタッフもそれなりにいてくれていますが、退職は様々な理由で出てきます。その後の人材の補充はミャンマーからもありかなと思っています。2人で打ち止めというつもりはありません。

現場担当者様にもお話をお伺いいたしました!

 

 

1)外国人財2名の印象および評価はいかがでしょうか。

最初は言葉が通じるか心配はありましたが、一緒に働いてみたら何の心配もなく、丁寧な言葉も使っていて、ミャンマーでも日本でもとても勉強しているのだなと感じました。休憩中も、ミャンマーの写真や料理などをパートさんに見せ、一生懸命説明しているところを見ると、人懐っこい部分もあるという印象を受けました。

技術的なところも一生懸命で、「細かく切って」「四角に切って」というと、その通りにちゃんと対応してくれています。ほとんど日本人の方と変わらない業務内容です。

 

2)今後の課題と期待しているところはありますか。

難しいと思いますが、電話対応です。他部署から、ご利用者様の情報などが電話でかかってくるので、その電話に自分から進んで出てくれるようになると、仕事の幅も広がると感じています。

今はこちらからお願いしている部分もありますが、自分で仕事を見つけて動くことができるようになってくれたらと期待しています。

紹介人材コメント

左:イーさん、右:チェさん(仮名)

左:イーさん、右:チェさん(仮名)

「ご利用者様の禁食には特に気を付けています!」

1)なぜ外食の仕事をしようと思いましたか、また実際に入職してみてどうでしたか。

チェさんもともとミャンマーにいた時から、料理に興味がありました。入職後は、従業員の皆さんが優しく接してくれたので安心しました。

イーさん:ミャンマーで毎日、家族のためにご飯を作っていて、そこから料理に興味を持ちました。また、仕事を始めた頃は少し緊張していて、分からないこともたくさんありましたが、先輩が優しく教えてくれたので、段々慣れてきました。

 

2)現在の業務で気を付けていること、大変なことはありますか。

チェさん:今は配膳、野菜を切る、ごはんやおかゆをお皿によそう、食器の洗い物などの業務をしています。食材の下処理もしています。特に気を付けていることは利用者様の禁食(食べられないもの、アレルギー)です。
最初は大変なことがありましたが、今はほとんど慣れました。

イーさん施設にはお年寄りが多くいるので、ご利用者様の名前、禁食も覚えています。

 

3)OURミャンマーアカデミーでの学びはどうでしたか。

チェさん:2人とも外食の勉強をし、外食の特定技能試験に合格してから、OURミャンマーアカデミーに、入校しました。包丁の使い方はいつも母が料理をしているときに手伝い、練習をしていました。

日本語は、漢字が1番面白いです。読解や聴解は大変でした。

イーさん:OURミャンマーアカデミーで日本語を初めて勉強した時は、漢字や読解が少し難しかったけれど、段々日本語が好きになっていったから、今は大丈夫です。

 

・入国後の日本語学習について教えてください。

チェさん:JLPT(日本語能力試験)はOURに入ってから取りました。今は週に1回、FacebookLIVEからOURの先生が日本語を教えてくれるので、それを見て毎週勉強しています。

 

4)日本での生活はどうですか。

チェさん:日本に来たばかりの時は、困ったこともありましたが今は段々慣れました。
休みの時は1人でも外出していろんなところに遊びに行っています。最近は富士宮に友達がいるので、よく会いに行っています。

イーさん:私は電車の乗り方が難しくて少し困りましたが、家から職場まで電車で通勤するなかで慣れました。休みの日は買い物をしたり、料理を作ったりしています。

 

5)これからの目標を教えてください。

チェさん:今は、7月のN2試験に向けて勉強しています。将来は、日本語を教える先生になりたいです。

イーさん:私も7月にN3の試験を受ける予定です。将来はミャンマーに帰って、自分でビジネスを始めたいです。

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