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事例紹介
CASE STUDIES
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社会福祉法人寿楽園 特別養護老人ホーム寿楽園
社会福祉法人寿楽園は高齢者福祉、そして障がい者福祉事業を本部がある佐賀のみならず、福岡、大阪、神奈川(川崎、横浜)へと全国に拠点を広げ、佐賀・川崎・横浜事業所の3拠点を主軸に、43事業所(2021年9月時点)で展開しております。法人全体では外国人材を合計28名受け入れており、特別養護老人ホーム寿楽園では9名の外国人材(技能実習・留学生・特定技能)を受け入れております。特定技能の受け入れ実施は当社ご紹介人材が初めてでした。
外国人材の採用が全国的にも主流になってきていたため乗り遅れるわけにはいかないと思い採用を検討、採用開始。
将来的に日本人だけでは日本の経済は支えられません。そこが外国人の方々で補われるのは今後間違いないと思っている。
施設長 鹿毛様
4)ハオさんについて職員、利用者様からの評価はいかがですか?
来た時から日本語が流暢で、コミュニケーションについて評価が高かったです。女性特有の細やかな気配りもでき、非常に優秀な方だとスタッフも評価しています。利用者様も他スタッフと同様に違和感なく受け入れてくださっています。今後、外国人材のなかでもリーダー的な存在を担っていただきたいし、法人のためにも本人のためにも介護福祉士の資格取得をぜひ目指していただければと思います。
ハオさんの勤務の様子
5)外国人配属、教育にあたり気を付けていることがあれば教えてください。
外国人に限った話ではないですが、スタッフ1人1人と定期的に面談し、本人自身がやりたいことや目標を話し合い、描いた将来像を実現するため、法人には何がサポートできるだろうかと考えています。また、外国人だからと過度に干渉しないよう日本人と同一待遇、どちらにとってもえこひいきにならないようにしています。
6)外国人採用、教育する過程でのトラブルや難しいことはありましたか?
1つ目、少ない人数ではありますが日本人スタッフが外国人材と働きたくないと主張する方がいました。本人の意志なのでそれはしょうがないことです。外国人材とは配属箇所を分けて対応しました。
2つ目、宗教に関してとまどうことが多かったです。キリスト教の方には近くの教会を紹介し、ミサに参加できるようにサポートしたりしました。食事面ではみんなで交流会やイベントをしようとしても宗教によっては食べることができないものが多く、普通に考えていたらいけないと感じました。自分たちが思っているよりも宗教を大事にしている人にとって、日本では配慮が足りない部分が多いので、遠慮せず直接聞くようにしています。
7)今後の採用予定を教えていただけますか?
特定技能は何名か面接を予定しており、冬にかけて採用予定です。また、技能実習生において面接は終了しているが、日本へ入国のめどが立っていない状況です。今後も法人全体で特定技能、技能実習生、留学生を採用していく予定です。
8)外国人材に期待していることは何ですか?
将来的に日本人だけでは日本の経済は支えられません。そこが外国人の方々で補われるのは今後間違いないと思っています。介護の分野でも同様に外国の方に入っていただき法人としてもその形で日本人と同等に能力評価し、キャリアアップを目指していっていただきたいです。
ハオさん
1)入社するまでの経歴、日本在住期間を教えてください。
日本に来てから2年半、今までは留学生として日本にいました。卒業したら帰国予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で帰れなくなり、半年間仕事をしてなかったけど生活が厳しいので特定技能で働くことにしました。特定技能の業種のなかでも「介護」が一番自分に合っていると思い、仕事の経験や勉強経験もなかったけど自分で試験勉強して在留資格を取得しました。
・なんで「介護」が自分にあっていると思ったんですか?
友達からも人に気配りができる性格と言われるし、介護は利用者様を観察したり、生活をサポートすることは自分に合っていると思いました。また、自分はおじいちゃんおばあちゃんが好きです。
2)今の仕事はどうですか?大変なことはありますか?
最初の時はやっぱりビデオなどで介護の学習はしてたけど、実際経験したことがなかったから、仕事が遅いし、綺麗にできなくて大変でした。けど、一緒に働く職員さんが優しく教えてくださり、今は慣れて問題ないです。
3)介護の仕事のやりがい(やってよかったこと)はありますか?
利用者さんの元気な姿を見ると嬉しいです。食事補助をしていて、全部完食できた姿や私たちと元気に話している利用者さんの姿が見れると私も仕事をしていて、元気をもらえます。
4)入社して8ヶ月が経ちました。成長したと思うところを教えてください。
最初は仕事が遅かったけど、今ではひとりで全部できるようになったし、自分で何をしたらいいか考えて仕事ができるようになりました。
5)これからの目標を教えてください。
毎日の仕事をこれからも頑張っていきたいし、介護福祉士の資格取得を目指して、勉強と仕事も頑張りたいです。
※インタビューは2021年10月に実施いたしました。
1)外国人採用をはじめたきっかけを教えてください。
介護人材が不足している現状を受け、佐賀県内でも、外国人留学生や技能実習生を受け入れる取り組みが始まった頃から、当法人も目に見えて日本人の新卒採用が難しくなってきました。日本人が年々減ってきている現状で、全国的にも外国人採用が主流になってきていたため、乗り遅れるわけにはいかないと思い、2018年度から検討を開始しました。留学生を積極的に受け入れている高校へどのように受け入れているか、また福岡の様々な組合にお話を伺いにいき、外国人材受け入れに当たり様々な方法があるが、何が良いのか、費用対効果や、国や組合の良し悪しなど様々な話を聞き、吟味して2019年度に初めて技能実習生の採用を開始しました。
2)特定技能外国人を採用した理由や決め手になったことは何ですか?
一番のきっかけはコロナ禍で技能実習生や留学生が日本へ入国ができなくなってしまったことです。技能実習生を最初に受け入れ、その後は日本語学校の紹介で留学生の受け入れも実施しておりましたが、日本へ入国ができなくなってしまいました。その頃から徐々に特定技能の試験もスタートして、資格を持っている方が増え、複数の組合から特定技能の方の求人についてお声がけをいただいていたため、採用を開始しました。
3)弊社から採用をした決め手を教えてください。
営業の方からお話をお伺いし、実際にご紹介いただいた人材の印象が非常に良かったです。また、いろんなアフターケアがきっちりしている話など特定技能を導入するにあたりノウハウが法人になかったので、しっかりとサポートしてくれるところが決め手となりました。