事例紹介

CASE STUDIES

医療法人社団久仁会 介護老人保健施設いきいき

「近い将来人手不足による事業の停滞や継続困難を
少しでも解消できるよう、まだ余力のある今、
地域全体の活性化と事業の継続を考え外国人の採用を決めました。」

2020.11.30

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施設情報

医療法人社団久仁会 介護老人保健施設いきいきは北海道北見市にある施設です。入所、ショートステイ、デイケア、訪問リハビリテーション、居宅介護支援などサービスを展開しています。

施設名
医療法人社団久仁会 介護老人保健施設いきいき
所在地
北海道北見市
HP
http://www.sirakawa-c.com/kaigoikiiki/index.html
採用人数
2名(ミャンマー)
登録支援の利用
当社に委託

採用のポイント

早期に外国人介護職員の採用プロジェクトを発足

技能実習の受け入れ準備と実習開始で、外国人に安心して生活、就業してもらえる環境調整のノウハウと自信がついてきた

過去の面接経験から今回の特定技能生徒さんは非常に聴解レベルが高く、即戦力になると判断できた

サポート体制、レスポンスの早さ、継続時の手間等を考えると技能実習よりも安価である

受け入れ施設のインタビュー

人事課 嵐 達也様

「大切なのは”何を目的として手段を選択するか”だと思います。外国人を受け入れる側が技能実習や特定技能の趣旨を理解し、正しい選択をすることで、それぞれが制度として適切に運用されていくものだと考えています。」

1)外国人採用を検討した経緯を教えていただけますか。
2017年11月に外国人技能実習制度において介護分野が追加されたタイミングで、外国人介護職員の採用プロジェクトを発足しました。日本国民の生産年齢人口の減少に伴い、労働力人口の減少と顧客の増加が推測されました。近い将来人手不足による事業の停滞や継続困難を少しでも解消できるよう、まだ余力のある今、地域全体の活性化と事業の継続を考え外国人の採用を決めました。

 

2)実際技能実習生を何名受け入れましたか。またその評価も教えてください。
当初はベトナムから技能実習3名の受け入れ準備を進め、2018年7月に実習開始予定であったが、多岐にわたる理由により一時中止となりました。2019年2月に2社目の監理団体と契約を締結し、ミャンマー人技能実習生3人の受入れを決定。2020年2月末、要件を満たした1名が来日し、3月末より実習を開始しました。
まだ1人の受入れ実績しかありませんが、非常に向上心があり、既存の職員への刺激にもなっています。技能実習終了後は特定技能への在留資格変更を勧めています。

 

3)「技能実習」という制度についてどう思いますか。
社会貢献、技能移転という趣旨での制度としては非常に良いと考えます。通常の運用から逸脱する監理団体や実習実施者がいるため手続き等が煩雑になるのは一部理解できます。技能実習制度の趣旨が理解できていない方から見ると、技能実習生を労働力の需給で採用しているように見えるかもしれませんが、実習であるため管理が非常に大変です。その大変さも我々のスキルアップに必要なエッセンスではありますが、生活面のフォロー含め「現場スタッフの理解」が非常に大切になってくると思います。

 

4)今回特定技能ビザで外国人を採用した理由は何ですか。
特定技能はリクルート活動が可能な制度であり、外国人が当法人に永く在籍してもらえる自信がありませんでした。しかし、技能実習を開始し(準備期間を含め)外国人にも安心して生活、就業してもらえる環境調整のノウハウと自信がついてきました。また、COVID-19の影響で出入国制限による外国人採用のリスクヘッジの意味合いでも採用の決定に至りました。

 

5)弊社を選んでいただいた理由は何ですか。
介護分野における本格的な外国人の採用はまだ歴史が浅く、取り巻く情報も多方面から流入します。その中で、御社をパートナーとさせて頂いたのは、母体が歴史あるグループ会社であり、安定感があると判断したからです。特に外国人を採用するにあたっては、小回りが利くことよりも安定感(特に現地教育)があることの方がパートナーとして大切だと思っているからです。また、当法人既存のミャンマー人の人柄と御社の薦めがミャンマー人であったことも大きな要因です。

 

6)面接に対する評価はいかがですか。
非常に高い聴解レベルの生徒さん達だと感じました。現地面接を含め当法人では過去に4回の面接、面談を行っています。その経験から、今回紹介して頂いた生徒さんたちが即戦力になると判断できました。COVID-19の影響がなければ是非、現地面接を行いたかったと思っております。

 

7)現時点で、特定技能と技能実習を比べてみて、いかがでしょうか。
制度と趣旨、監理団体と支援機関等の違いがあるため一概には言えません。それぞれに費用や手間等メリット、デメリットがあり外国人を受け入れる側の運用の仕方次第だと考えています。大切なのは「何を目的として手段を選択するか」だと思います。外国人を受け入れる側が技能実習や特定技能の趣旨を理解し、正しい選択をすることで、それぞれが制度として適切に運用されていくものだと考えています。

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