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事例紹介
CASE STUDIES
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社会福祉法人敬老福祉会 特別養護老人ホーム ピア(入社1年後)
社会福祉法人敬老福祉会 特別養護老人ホーム ピアは徳島県徳島市にある施設です。敬老グループとして、医療法人敬老会が隣接。医療・保健・福祉の施設があり、医療と介護のサポートが充実。グループ全体で、病院、入所、通所リハビリ、訪問リハビリ、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、訪問介護、居宅介護支援など様々なサービスを展開しています。
現在、当施設では4名のOUR特定技能人材をご採用いただいています。(2022年9月入社:1名、2023年6月入社:3名)
施設長 木村様
チョーさん
1)入社して1年が経ちますが、今のお仕事はどうですか。
優しい職員さんがいて、わからないことも教えてくれるので心配はありません。仕事は大変ですけど、楽しいです。後輩が増えて、私がいろいろなことを教えています。
2)徳島の方言で覚えた言葉はありますか。
「あかん」を覚えました。おばあさんと喋っていると結構出てきますね。最初は分からなかったけど、先輩に意味を聞いたら「あかんはダメと同じ」だと教えてくれました。
3)徳島での生活はどうですか。
有名なところもあるし、遊びに行くところもいっぱいあるからいいと思います。あと景色がいいです。友達と阿波踊りにも参加して、踊りました。楽しかったです。
4)これからの目標を教えてください。
いまN2を勉強しています。介護福祉士になりたいので、日本語の勉強を頑張ります。
今回は、前回(2022年12月実施)に引き続き、2回目の取材にご協力いただきました。1回目の取材内容はこちら。
※本インタビューは2023年10月に実施いたしました。
1)チョーさんが入社し1年が経過しました。現在の業務内容について教えてください。
業務内容は入社当初と大きくは変わっておらず、早出、遅出の業務をこなしてもらっています。少しずつステップアップという意味で、夜勤もしていただけたらありがたいなと思っているところです。
2)日本語の習得状況についてはいかがでしょうか。
すごく真面目で、日本語を覚えるスピードも速いと思います。方言(阿波弁)も理解しているようで、ご入居者様とお話しされるときに方言が出てきても大丈夫そうです。そういったところも馴染んでいると思います。他の職員とのコミュニケーションについても、自分から進んでというのはなかなか取れていないように思いますが、話しかけられた内容については上手く答えられていると思います。
3)この1年間でチョーさんに対し、最も成長したと感じる点を教えてください。
日本語の理解力が深まっているところです。また、技術面についても、もともと大人しくて誠実な性格をされているので、周りを見て自分がやらないといけないことが判断できているように感じます。
~今後の課題~
自分からコミュニケーションをとっていく“積極性”と、夜勤のための“記録を取る力(書き取り)”ですね。日本語をもう少し強化してもらいたいな、と思っています。
4)今年6月から新たに3名の特定技能人材を受入れていらっしゃいますが、チョーさんが3名の面倒を見る場面もあるのでしょうか。
あります。技術や日本語、生活などいろんな場面でチョーさんがリーダーシップを取って後輩3名をフォローしてくれていると思います。こちらから頼んだわけではなく、自然とチョーさんの方から引っ張ってくれています。
5)チョーさんを含め、働かれている外国人材から不安や心配事に関する相談はありますでしょうか。
「困っていることない?」と訊いても、みんな「特にない」と仰られますね。ただ結構頑張っているというか、少し辛抱して溜め込んでしまっているのでないかな、という不安は感じています。やはりこちら側からの投げかけという感じで、少しでも会話して、コミュニケーションを取っていくことが大事だなと感じております。すれ違った時には「大丈夫?」というような声かけをするようにはしております。
6)ベトナム(技能実習)の方の受入れもご経験されていますが、ミャンマーの方との違いなどはありますでしょうか。
ベトナムの方は、当施設で2名、グループ内他施設で2名を受入れていました。受入れにあたっては、専属のスタッフもついて、生活開始までにいろいろな準備をしました。その間にスタッフとベトナムの方との距離がすごく近くなりましたが、親しみが深くなりすぎて、ベトナムの方が言いたいことを率直にぶつけてくるようになり、距離感を保てなくなっていきました。ベトナムは、和気あいあいとにぎやかなことが好きな方が多い、というところもありますので。
ミャンマーの方はそれと逆で、内気で日本人っぽいというか、少しシャイな感じがあります。そこがより施設に馴染みやすいのではないかなと感じ、ミャンマーの方を受入れたいと思ったきっかけになりました。
実際に、受入れ後はミャンマーの職員さんが自分から高齢者の方に優しく接してくれています。優しく接していただけたら高齢者の方に安心していただけますので、その点、ミャンマーの方はすぐに馴染んでいただいて、高齢者にとってもよかったと思います。
7)今後の採用計画を教えていただけますか。
人材不足を補ううえで、時期をずらしながら継続的に何名かずつ勤務していただくことになると思います。3年ぐらい勤めていただいたら、その後は「よそへ行きたい」というような気持ちがある方もいらっしゃると思いますので。帰国や転職に備える意味でも、次の特定技能人材の受入れも、継続して考えていきたいと思っています。