事例紹介

CASE STUDIES

医療法人裕徳会 よこはま港南台地域包括ケア病院

「2人は日本人職員の輪の中でも自ら手を挙げて、
積極的に意見をしてくれます。
そこを評価して副主任に任命しました。」

2025.01.14

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施設情報

医療法人裕徳会 よこはま港南台地域包括ケア病院は、「地域住民の健康と福祉充実の為、全職員が力を合わせ、きめ細かい気配りで安心して治療を受けていただける様、地域に密着した病院を目指しています。」の理念のもと、運営されております。

当社からは、2024年11月時点で特定技能介護人材12名(ミャンマー)をご採用いただいております。

施設名
医療法人裕徳会 よこはま港南台地域包括ケア病院
所在地
神奈川県横浜市
HP
https://www.houkatu-hosp.com/
採用人数
法人全体で12名(ミャンマー)
登録支援の利用
当社に委託
※注意※
当記事に関する病院への直接のお問い合わせはご遠慮ください。

受け入れ施設のインタビュー

経営統括本部 課長 藤岡様

経営統括本部 課長 藤岡様

「海外現地に教育機関を持つという独自スキームへの信頼からOURさんにお願いしました。」

※本インタビューは2024年11月に実施いたしました。

 

1)特定技能人材の採用をはじめたきっかけとOURからご採用いただいた決め手を教えてください。

我々が最初に外国人採用に取り組んだのは6年前になります。横浜市の事業の一環で、ベトナムからのインターンシップ生を9ヶ月間受入れました。

その後ベトナムから技能実習生を受入れましたが、当時、ベトナムで特定技能の試験が行われていなかったため、ベトナムから特定技能人材が入国するというのがかなりハードルが高いものに感じました。また、技能実習は業務内容に制約があり、各制度を調べていくうちにやはり特定技能で受入れたいという思いが強くなり、お世話になっていたLEOCさんのグループ会社であるOURさんに相談をしたところ、「ミャンマーから特定技能人材の紹介が可能です」という話があり、当院のオープンのタイミングで受入れをスタートしました。

OURさんから採用をした決め手としては、以前からLEOCさんとのお付き合いがある中で、非常に安心感があったことです。「登録支援機関」というと、言葉が悪いかもしれませんが、ブローカーのような存在がかなりいて、国内転職の斡旋を積極的に行っているところもある中でしっかりとミャンマーに教育機関を持ち、教育を受けた人材が現地から日本へ来てくださるという独自スキームへの信頼が非常に高いと感じたのでお願いしました。現地に教育機関を持っているという点はとても強みだと思います。我々から見ても安心です。

 

2)過去3回ご採用いただいておりますが、それぞれで準備したこと、継続して外国人材の採用を行うメリットはございますでしょうか。

準備したものは、物理的な面でいうと社宅です。また、1回目の受入れの際はミャンマーがどのような国なのか、簡単なミャンマー語の挨拶等を調べて、病棟で関わる職員へ配布しました。2回目以降は、様々なリスクに備えるという意味で、日本での個人情報の取り扱い、場所や住まいが特定できるような写真をあげないようにするなどのSNSの使い方、日本での生活にいくらかかるのかということを踏まえたお金の取り扱いなど、1回目に起きた様々なアクシデントを踏まえて、OURさんとも連携しながらオリエンテーションの内容を一緒に検討したり、当院から追加したい内容を依頼したりしました。また、ベトナム人を先に受入れた経験があったので、その際に使用していた教育プログラムを業務内容に合うように修正し、準備しました。

継続して採用を行うメリットは、先に受入れている特定技能人材の方々に後輩ができるという点です。何よりも特定技能人材の方々にとって刺激になりますし、業務内容を教えるのもミャンマー人同士でできるので、人材教育のスピードも上がります。
また、特定技能人材の仲間が増えることで、安心や心の強さにつながるところもあると思います。法人としては、その点が特定技能人材の定着率に繋がっていけばいいと思っています。今回、キンさん、ウーさんを副主任に任命しましたが、彼らのように目指すべき存在がいることで、周囲のスタッフの成長スピードもより早まると感じています。

 

3)入職当初と現在の外国人材に対する印象をお聞かせください。

入職当時、本当に驚いたのは日本語能力の高さです。新型コロナウイルスの影響でミャンマーから入国ができない時期が長く、内定から入職までの2年間、一生懸命勉強されていたという話を聞きました。受入れ前は翻訳機がいるのではないかという話も院内でありましたが、実際に受入れてみると不要でした。そのくらい、日本語能力は高いと感じました。

受入れ前にミャンマーの方々は、あまり怒ることがない人柄だと聞いていましたが、本当に穏やかです。ニコニコしていて、人前で怒るということがないので、ミャンマー人の国民性というところにとても感銘を受けました。

また、当院で受入れた特定技能人材が3名離職した経験もあります。現時点での給与の金額の差で転職をしていったので、現在当院で勤務いただいている特定技能人材の方々には今後の収入を上げていくためのキャリアプランをしっかりと明示してあげなければいけないと感じました。「来年、介護福祉士の試験を受験します」と言っている方も多いので、ぜひ合格して在留資格を介護に切り替えていくことを目指していきたいと思います。

 

4)今後の外国人材の採用計画を教えてください。

現在、当院で4名、港南台病院で2名のベトナム人インターンシップ生を受入れています。この6名は来年7月に特定技能で再入国する予定で、当院での採用が決定しています。そして、3月にはOURさんから新たに採用をしたミャンマーの特定技能人材3名も入国予定のため、合計で9名の受入れがすでに決定しています。

今後も可能な範囲で、いい人材がいれば積極的に先を見越して採用をしていきたいと考えています。

現場指導責任者さまへもお話しをお伺いしました

 

 

5)特定技能人材を受入れる際に注意すべきことを教えてください。

日本の文化を押し付けるようなことはなるべくせずに、ミャンマーで行ってきたものを「日本はこうだから、日本に来たらこうしてください」ということは言わないようにしています。

また、今までにフィリピン、タイ、ベトナムの外国人材と関わってきて共通して行っていることは、人前ではなく、必ず個別で指導をするようにしています。その後、また時間を作って一緒に業務やプライベートの話をしたりするようにしています。

おそらく特殊かと思いますが、外国人材だから指導方法を変える等ということもしないようにしています。例えば、ケアに関しても、介護の勉強をしているわけですから、マニュアルなども含めて日本人と外国人材には同じものを同じように教えています。

マニュアルに関しては、以前ベトナムの人材を受入れた際に漢字にルビを振ったり、ひらがなに直したりしたものを準備していましたが、その作業にとても時間がかかりました。そして、準備したマニュアルを使用してもしなくても、あまり外国人材のみなさんの受け取り方が変わらない感じがしました。その経験から、日々一緒に業務を行う中で、直接色々なことを教えていけば問題ないと思ったため、現在は日本人と同様のマニュアルを使用しています。

 

6)受入れにあたり、現場で準備されたものはありますか。

一人ひとりに単語カードのようなものを準備しました。例えば、病院で使用する「尿瓶(しびん)」。単語カードの表面に尿瓶の写真と漢字、ひらがな、何に使うものかの説明文を記入して、裏面には同じ内容を彼らにミャンマー語で書いてもらいました。

他にも、外国人材を指導する際には専用の指導用紙を使用しています。各業務の項目があり、二重丸がついているとその業務をメインで、丸がついていると1日の流れの中でその業務を教えたという意味になります。二重丸が7個ぐらいついていると指導担当者にその業務の理解度を確認し、私が最終チェックを行います。そこで問題がなければ、その業務は今後は1人で行うことができるようにするシステムを作りました。業務を1個ずつ確認して、全部できるようになったら独り立ちです。

そして、指導担当者は基本的に2人いますが、外国人材の方々の様子を見ながら、年齢や趣味など共通点が合いそうな職員と一緒に勤務を行ってもらうようにすると表情が変わる人材もいます。

 

7)外国人材の受入れが与えた職場への影響とキンさん、ウーさんへの評価を教えてください。

外国人材の受入れは、一緒に働く職員の離職率に影響を与えていると思います。離職が多い介護の世界でここまで離職が少ないのは、外国人材が多く在籍しているからだと思います。みなさん優しくてとても真面目なので、外国人材がいてくれているおかげで現場が和やかになり、ギスギスした雰囲気になりません。一緒に業務を行っている中で、この点は一番感じています。

そして2人は、とても真面目で新人の日本人職員にも丁寧に指導してくれています。患者様とのコミュニケーションも接遇もとても素晴らしく、輪を乱すことを一切しないので、患者様からも部署からも今までに私のところへクレームが入ったことは一回もないです。今までに何名もの外国人材と関わってきていますが、ミャンマーのお国柄なのか一番真面目でとても積極的で自ら考えて行動してくれています。

今までの受入れの経験上、こちらから指示を出さなければいけなかったのですが、ミャンマーの人材は全て自分で考えて行動してくれるので、こちらが指示を出したときには「もう終わりました」という返答がよくあります。

生活の面でも、国から生活費に対する助成金が出る事業を見つけたので、必要な書類を用意して渡したらすでに自分たちで申請を終えていました。スマホの契約やクレジットカードの作成も自分たちで行っているぐらいです。自主性がかなりあるので、そこの面は受入れ側としてはとても助かっています。

自主性もありますが、もちろん相談も密にしてくれています。例えば、外国人材の後輩の様子、業務のことで看護師さんと課長からの指示が違っている場合はどうしたらよいか、業務の流れの中で変えたいことがあるけれどどのように変えたらよいか等、常に具体的に細かく相談してくれています。

 

・入職当時と比べて変化したと感じる点はございますか。

入社したときは、日本人職員の指示がなければ動けなかったのですが、現在は急な欠員やイベントごとが入る等して、日本人職員が不在の中、ミャンマー人材のみで1日のシフトを回してもらうこともあります。翌日出勤すると、何事もなく業務が終えてあるので、かなりたくましくなったと思います。また、パソコンでの入力業務や電子カルテの入力、日勤リーダーもミャンマーの人材は全員出来ています。

また、毎日お昼にリハビリや看護師、ソーシャルワーカー等の他部署を含めたカンファレンスがあります。在宅復帰するためにどうすればよいかを介護士目線で意見を出し、そのカンファレンスの内容をまとめた議事録を作成しなければいけません。専門用語が多かったり、人が会話している内容なので、難しいと思いますがそれも全部お願いしています。議事録は、少し言葉が違うこともありますが、問題なく伝わる内容なので本当にすごいです。修正したりせず、そのまま提出してもらうようにしています。

ここは指導する側としても難しいですが、何でも助けすぎてしまうのは良くないと感じています。カンファレンスの議事録も基本的な書き方と自分が大事だと思ったところだけ書けばいいと伝え、何か特別な指導をしたわけではありません。質問があったら答える程度です。

みなさんとても優秀で、彼らを更に成長させようという思いで受入れから指導をしてきて、今回ようやく副主任になる人材が出てきました。

 

8)2024年10月からキンさん、ウーさんは副主任として勤務されています。OUR人材の中でも初めての事例ですが、2名を副主任に任命した理由をお聞かせください。

2人に副主任としての業務をお願いしたのは、能力が高いこと、業務の改善すべき点に対して自分たちから意見が言えていたからです。また、患者様のことをよく知っています。細かいことを説明しなくても、介護士目線で説明したり、対応したりしてくれている点が心強いです。外国人材の中でも2人と同じくらいの能力を持っている方もたくさんいらっしゃいますが、どうしても日本人職員の後ろに下がってしまう面があります。しかし、2人は日本人職員の輪の中でも自ら手を挙げて、積極的に発言してくれます。

 

・副主任として2人が新たに行っている業務をお伺いできますでしょうか。

新たに週間業務分担表の作成とチームリーダーとして現場をまとめ、1日のリスクマネジメントも行ってもらっています。また、外国人材はまだ誰も参加したことがないですが、12月からは2人に初めて委員会にも出席してもらう予定です。そして、今後は後輩や先輩の適切な評価も行ってもらいます。

 

9)指導をしていて、今後の課題と感じる点はございますか。

日本語の理解力も高く、業務も積極的に行ってくれていますが、日本人独特の雰囲気で伝える点や道徳的な面の理解は難しいところもあるのではないかと感じています。

先日も、「そこにバケツがあるから危ないよね、よろしくね」と伝えましたが、バケツがそのままでした。この場合、日本人はその言葉の雰囲気から感じ取って、バケツを片付けると思いますが、外国人材へははっきりと指示しないといけないとあらためて思いました。私たちも慣れてきて、2人にあいまいな指示を出してしまうことがあるので気を付けています。

 

10)今後、外国人材に期待していることを教えてください。

特定技能で入国してくるので、行う業務に差をつけるということはせずに日本人と同等に仕事をしてもらいたいと私は思っています。

将来的には介護福祉士を取得して、日本にご家族を呼んでもいいと思います。ずっと楽しく日本で過ごせてもらいたいです。もちろん制度上、携わることができない業務もあると思いますが、ケアをするのは同じ人間なので国籍関係なく、みなさんに同じことを教えています。

現場指導担当者さまからのコメントもご紹介します!

 

外国人材への印象を教えてください。

本当に優しい心を持っていて、勉強をしながら仕事の方も全く気を抜かずにやり続けてくれる方ばかりです。日本人職員の良い刺激になっています。

 

キンさん、ウーさんへの評価をお聞かせください。

一緒に業務を行っていますが、本当に優秀です。入職したときから、休み時間に日本語の難しい小説を読んでいたぐらい勉強熱心です。

業務の飲み込みもとても早く、記憶力も抜群に良いので機転が利き、よく気がつきます。後輩のことも私達から気にかけてあげてと伝える前に、フォローしたり声をかけたりしてくれています。現在は、副主任として、1日の業務全体の流れを把握しながら的確な指示を出してくれています。

 

指導されるうえで心掛けていることを教えてください。

入職したばかりのときは、言葉も環境もすべてが変わるタイミングなので仕事のことだけでなく、生活面や体調というところも含めて本人の段階に合わせて指導するようにしています。実際に、業務の中でどのような声掛けをしたらいいか、どう対応したらいいかという質問を受けたり、日常生活の料理や家財の相談なども受けたりします。

 

外国人材をこれから受入れる施設が注意すべき点はございますでしょうか。

無意識に外国人職員に対して偏見を持っていたり、指導者の目が届かないところで日本人職員がぞんざいな対応をしていたりする場面というのが外国人材を受け入れる中で少なくはないと思います。そこは、日本人の指導者が目を光らせて、外国人材のみなさんが働きやすく、自分の力を最大限発揮できるような環境を作って、整えていくというところが重要だと思います。

 

今後、期待していることはございますか。

「特定技能、技能実習、外国人材」というような枠ではなく、日本全体の介護に関しての意見を代表して発信していけるようになってもらいたいと思っています。

彼らぐらい優秀な人材ならば、介護の世界に大きな影響を与えられるぐらいの存在だと思います。

紹介人材コメント

左:ウーさん、右:キンさん(いずれも仮名)

左:ウーさん、右:キンさん(いずれも仮名)

「患者様とコミュニケーションをするときは尊重と尊厳、言葉遣いや目線を大事にしています。」

1)日本で働きたいと思った理由を教えてください。

キンさん:ミャンマーには日本の中古車がたくさんあります。日本の中古車はとても丈夫で、子どものころからそのような丈夫な車を作る国へ行きたいと思っていました。そこから日本に興味を持ち、日本語を勉強して、今働いています。

 

2)仕事を始めてから現在までに嬉しかったことと大変だったことを教えてください。

キンさん:嬉しかったことは、みなさんと一緒に東京ディズニーランドへ行ったことです。

大変だったのは、日本語の日常会話にあまり慣れていなかった入職して一ヶ月目のころです。ですが、皆さんやさしく教えてくださり、理想としていた職場で働くことができていて、仕事は毎日楽しいです。

 

・介護の仕事に対するイメージとのギャップはありましたか。

ウーさん:介護の仕事を選んでから現在までに、イメージとのギャップなかったです。実際に働いてみて分かったのは、患者様ごとに薬や食事も違うので自分が介助の際に何となく気づかずに行ったことでも、患者様にとっては命に関わることになる可能性が高い仕事だということです。

 

3)患者様や職員の方とのコミュニケーションで気を付けていることや意識していることはありますか

キンさん:患者様とコミュニケーションをするときは尊重と尊厳、言葉遣いや目線を大事にしています。そして、私がいつも意識していることは、笑顔で挨拶すること、話を聞くときは注意深く聞くこと、話の内容はありのまま受け止めることです。高齢者や患者様は私たちにとって人生の先輩であるし、今までに教えてもらったこともたくさんあります。例えば、教科書になっていないような日本語や「今から貯金しておいた方がいいよ」等の人生へのアドバイスをもらいました。

 

ウーさん:自分が介助する方はどんな方なのか、事前にその患者様の状況、好き嫌い、介助方法などをしっかり把握するようにしています。実際に介助する際は、どの介助をするのか声掛けをして患者様と目線を合わせることを意識しています。そして、敬語を使用して語尾は「ます、です」と声がけするようにしています。

 

4)副主任に任命された感想を教えてください。

ウーさん:副主任になると言われたときは、まず最初に嬉しいと思いました。そして前のように自分の業務内容だけを考えるのではなく、後輩たちに対しての気配りや、責任ももっと持たなければならないと感じました。

日本に来る前も、実際に日本で働いてからも、副主任になるとは本当に思わなかったです。それでもみなさんが信じて、副主任に任命してくださったので、今よりも自分の介護や日本語力が高くなるように頑張ります。

 

キンさん:副主任に任命されて、みなさんから信頼してもらえた気がして嬉しかったです。チームの一員として、課長の支えとして、スタッフのみなさんの好みや強みがもっとわかるようになりたいです。また、副主任になったので責任を取るところもあると思いますが、患者様やチームの皆さんのために頑張っていきたいです。

 

5)副主任になる前となった後の業務内容を教えてください。

キンさん:今までは病棟の職員として、患者様のケアや入退院のお手伝いなどのニーズにこたえる業務がメインでしたが、副主任になってからは職員のみなさんの1週間の業務内容を考える「週間業務分担」を作成する業務も新しく任せてもらっています。

 

・外国人材の後輩に業務を教える際に気を付けていることはありますか。

ウーさん:後輩たちに一番意識して教えていることは、「患者様の安心・安全」です。そして、介助を行う時にもただ介助をするだけでなく、例えば、排泄介助をするときに患者様の羞恥心に気をつける、担当する患者様が病院で患者様になる前はどのような生活をしていたかをしっかり把握するなど、患者様自身の「尊厳尊重」を考えるように教えています。また、後輩たちが自信を無くしたり傷つけてしまうような態度や発言を私たちからしないように気をつけています。

 

6)日本の生活で困ったことや感動したことはありますか。

ウーさん:日本に来て最初の頃は、日本語の日常会話に慣れていなかったので大変でした。私達が勉強してきた日本語は文法的になっているので、日常会話に慣れるのは時間がかかりました。入職して1日目は、朝礼の内容と発音が聞き取れなかったところもありましたが、課長と日本人職員の先輩たちのおかげで日常会話ができるようになりました。

日本について感動したことはたくさんありますが、「新幹線」が一番感動しました。新幹線が走るのは日本が初めてで、現在まで何年も走り続けています。電車も数分遅れる場合にアナウンスが流れていてものすごく丁寧なサービスだと思いました。

 

キンさん:一番困ったのはウーさんと同じで、教科書に載っている日本語と日本人が日常で使っている日本語が違うことと日本人の発音に聞き慣れていなかったのでコミュニケーションを取ることが大変でした。例えば、本当ですかという意味で日本人はマジですかと言いますが、最初は分からなかったです。今はだんだん分かるようになりました。

また、電車のルールやマナーがあまりわからず、最初は緊張して電車に乗るのが少し怖かったです。そこに関連しますが、日本に到着してから交差点でみんながしっかり並んで信号を待っているのを見たときに感動しました。

 

7)これからの目標とキャリアについての考えを教えてください。

ウーさん:近い将来の目標は介護福祉士の資格を取ることです。介護福祉士の勉強は、毎日少しずつ行っています。法律やサービスの方法を覚えることが難しいです。

その後の目標は、自分の介護技術や知識をどんどん上げて他の介護に関連する資格も取りたいと思っています。

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