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事例紹介
CASE STUDIES
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社会福祉法⼈ 織舩会 特別養護老人ホーム ウエルハイムヨコゼ
社会福祉法⼈織舩会 特別養護老人ホーム ウエルハイムヨコゼは、埼玉県秩父郡にある施設です。社会福祉法⼈織舩会は「利用者本位」「根拠ある介護」の実践を基軸に明るい介護サービス提供を心がけ、入所、ショートステイ、デイサービス、居宅介護支援などサービスを展開しています。
外国人財には優秀な方が多く、慢性的な職員不足を補う目的だけではなく、介護現場の質の向上にも期待できる
フィリピン国の風潮である"お家で家族の介護をする・看取る"、"明るい性格"が介護に活きている
統括施設長 中根正喜様
4)OURから採用をした決め手を教えてください。
特定技能外国人の人財紹介会社であること、またフィリピン人財の学校拠点がある所です。様々な外国人材紹介会社があるなかで、なかなかフィリピン人を取り扱っている会社が無く、OURさんが初めてでした。自社で学校を持ち、現地で無償にて教育を行い、自信を持ってご紹介いただけるという話を聞き、OURさんに決めました。
施設にて既にフィリピン人が働いておりますが、利用者様の接し方から、介護に向いていると前から感じておりました。仕事ぶりからフィリピン人職員を日本人職員も尊敬しています。もちろん、向いていない人もいましたが、フィリピン国の風潮である”お家で家族の介護をする・看取る”、”明るい性格”ということが、仕事に活きているなぁと感じております。
オンラインで実施した面接の際は、フィリピン人職員3名も同席してもらい、本質を見てもらって選出させていただきました。また、入国するまでは、オンライン懇親会を実施し、実際に職員と内定した外国人財が話す機会を設け、入国前より交流ができ、良かったです。
5)今後、OURの支援に期待していることは何ですか?
受け入れ企業には直接言いにくいことが、彼女達に今後生じるかと思います。生じた際に、登録支援機関であるOURさんが相談相手になり、彼女達の話を聞いて欲しいです。そして、私達に伝えて欲しいと考えています。
6)実際に新たに受け入れた特定技能外国人財4名について職員、利用者様からの評価はいかがですか?
他の職員と比べても引けを取らないくらいの成長力を感じています。すでに変則シフトもこなしています。現場では即戦力となっており、ルーティンワークは、独り立ちしています。夜勤も9月末から開始予定です。(入社3ヵ月目)
また、現場でのテンションが日本人とは異なります。日本人だけの介護現場では考えられないほど元気です。元気すぎて嫌がる人もいるかもしれませんが、利用者様からのファンが出来るほど魅力があります。外国人財のパーソナリティにこれから介護技術を磨けば、心強い存在になるのではないかと感じております。
7)外国人財に期待していることはありますか?
今後、介護はグローバルな業界にしていく必要があります。異文化がシニア層に受け入れられるか疑問ではありましたが、むしろ相性がいいと感じています。この度、入国した外国人財が、介護業界のグローバル化に向けた大きな波を起こす活躍を期待します。
8)今後の採用予定を教えてください。
今後については、今いる日本人職員がしっかりと対応できるかにかかっており、理想的な組織を作るには、まだ、追加採用はどうしていくか検討している状態です。実際、コロナや災害、コンプライアンス等から5年前の介護の状況とは大きく変わっています。今後、科学的介護、デバイスを活用した介護やアウトカム評価を受けて運営していく介護のような方向性に進み、そうすることで介護報酬をもらえるような流れが将来的にくるようになるなら、1番の問題はテクニカルな部分で利用者様の所見をみて対応する必要があります。質の高い介護を継続して運営していくためには、管理する日本人職員の対応が、重要であると考えております。管理に余裕が生まれ、外国人財の教育ができると想定した際、採用検討できればと考えております。
※本インタビューは2022年9月に実施いたしました。
1)外国人採用をはじめたきっかけを教えてください。
安定的な雇用を継続していくために最も有効な手段として考えています。介護職に対する世間の先入観や風潮はあまり良いとは言えません。今後、高齢者の増加幅は落ち着くものの、現役世代の減少が加速するため介護現場のマンパワー不足はさらに深刻な状況となるでしょう。2025年問題や2045問題が危惧されていますが、ほんとうに危惧しなければならないのはその先にあるのかもしれません。特定技能外国人の採用は、将来的に起こるマンパワー不足対策に対し最も有効な手段の一つとして考えています。
2)新型コロナウイルスが流行し入国の見込みがはっきりとしない時期に面接、採用を実施した理由を教えてください。
施設内職員の世代交代をしたい!と数年前から考えており、若い従業員に業務を引き継ぐ動きを今年から始めているところです。今後の人事や方向性も踏まえ、コロナ禍ではありましたが、若い人財として採用いたしました。
・内定から入国まで、約2年かかってしまいました。入国した際の心境、外国人財と対面できた感想を教えてください。
私自身、空港で姿を見たときは、すごく感動しました。また、現場の指導担当者のフィリピン人の職員達は、入国前からSNSでコミュニケーションも取っていたため、現場で会った時はすごく喜んでおりました。
日本に入国した日の様子(左からハナさんジェゼルさん・キナンさんジイマリンさん)
3)在留資格の中で特定技能外国人を選んだ理由、採用された理由は何でしょうか?他の資格への検討はされていましたか?
実は、技能実習生(スリランカ)の採用が決まっていましたが、新型コロナウイルスの影響で滞ってしまったことが決め手です。また、制度を比較した際に技能実習は目的がそもそも実習であるため、対応することが多く、負担が多かった気がしております。(N3の試験受験や講習受講等)。それに付随し、費用もかかってくると感じました。そのため、目的も合致する特定技能に乗換え、採用を進めました。