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CASE STUDIES
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医療法人財団 倉田会 くらた病院
医療法人財団 倉田会 くらた病院は、2023年に100周年を迎えた歴史ある倉田会の中核として、地域の患者さまのために、質の高い医療を提供されています。
当社からは、2025年9月時点で、4名(ミャンマー)をご採用いただいています。
看護部長 阿由葉様
サンディーさん、ラインさん、モーさん、ウェウェさん
1)OUR BLOOMIG ACADEMYミャンマーに入校を決めた理由と介護分野を選んだ理由を教えてください。
サンディーさん:私はインターネットやFacebookを使って日本語の学校を探していました。そのときに、OURの学校を見つけ、興味を持ち、入校を決めました。また、人の役に立てる仕事をしたいと思い、介護の仕事を選びました。今、患者さまの笑顔を見ると仕事の意義を感じます。
ラインさん:私はOURの学校で勉強をしていた友達から紹介してもらい、学校について調べ始めました。OURの先生たちは日本語や介護について分かりやすく教えてくれ、日本で早く働くためのサポートをしてくれることがわかったので、この学校で学びたいと思いました。介護を選んだ理由は、おばあさんとおじいさんのサポートをしたいと思ったからです。
モーさん:私は家族に「日本語を勉強してみたい」と話したとき、OURの学校で勉強している姉の友達を紹介してもらいました。その方から学校のことを色々聞き、この学校入ってみたいと思いました。そして、私は祖父母と一緒に住んでいたので、日本で働くと決めたときも高齢の方をサポートすることができる介護の仕事が自分には合うと思いました。
ウェウェさん:私はもともとミャンマーで看護の勉強をしていました。病気などが理由で生活のサポートが必要な方を手伝ってあげたいという思いがあり、介護の仕事に興味を持っていたところ、OURの学校の話を聞き、入校しました。
・OUR BLOOMIG ACADEMYの授業で印象に残っているものはありますか。
着替えや食事介助の授業が印象に残っています。着替えの順番や食事介助をする際に「誤嚥」に気を付けなければいけないなど、実際に仕事を行ううえで役に立っています。
・日本語や介護の勉強は難しかったですか。
モーさん:私は高齢者をサポートする方法を学び、そのまま自分の祖父母に実践したいという思いがあったので、介護の勉強はあまり難しいとは思わなかったです。
日本語は、学習を始めたときは日本人が話すように日本語を発音することができなかったので、話すことが恥ずかしかったですが、今はもう大丈夫です!
ラインさん:最初は、介護と日本語の勉強を両立することは大変でした。今は、日本語N3の試験を受けるために毎日頑張っています。介護の勉強は、仕事をしながら分からないことを先輩に聞いて、勉強しています。
2)日本で実際に働いてみた感想はありますか。
ラインさん:日本では仕事のルールがたくさんあるので、来たばかりのころは慣れていないこともあり大変でした。今は慣れてきたので、仕事でも働きやすくなりました。
モーさん:ミャンマーとの文化の違いや日本のルール、新しい環境での仕事や生活が少し心配でしたが、慣れました。
・神奈川県での生活はどうですか。
便利です。特に困ったこともないですが、最初はバスや電車の乗り方に困りました。普段は通勤も含めて、基本的には徒歩と自転車で生活しています。
3)日本で働くことをご家族の皆さんはどう思っていますか。
ラインさん:日本で働くことを決めたとき、ミャンマーの家族は少し心配していました。ですが、今は日本が安全・安心な国ということを理解してくれていて、日本で働くことを喜んでくれています。
サンディーさん、モーさん:家族は最初から私が日本で働くことを応援してくれていました!
ウェウェさん:私はミャンマーでも働いた経験がなかったので、日本にきて家族と電話をすると「仕事は大丈夫?」「患者さまに優しくして、頑張ってね」といつも言ってくれています。
4)仕事をするうえで大変なことを教えてください。
モーさん:患者さまの中に、時々お風呂に入りたくないという方がいらっしゃいます。先輩や看護師さんからもお願いしてもらいましたがだめでした。そのときは大変で、少し困ってしまいましたが、「今週入らないのであれば、来週は必ず入りますか?」とお伝えをして、しっかり対応することができました。
ウェウェさん:自分がよくケアをしていた患者さまの具合が悪くなったとき、悲しくなります。そういうときは、なるべくリフレッシュするようにしています。
サンディーさん:夏の時期は暑いので、入浴介助が大変です。入国したときも夏でしたが、そのときはまだ入浴介助はしていなかったので、今年初めて夏の入浴介助を行っています!
・生活面で大変なことや今までにOURの支援員に相談したことはありますか。
生活面で困ったことはあまりありません。
OURの支援員の皆さんには、日本に入国したばかりのころに銀行のカードやマイナンバーカードの作り方を教えてもらいました。その他にも、家に自分たちではわからないような内容のお知らせが届いたときに、どうしたらよいかを相談しました。
5)日本語でのコミュニケーションで意識していることや気を付けていることはありますか。
モーさん:この病院の患者さまはとてもやさしいので、あまり緊張もせずに自然にコミュニケーションが取れています。
一緒に働くスタッフのみなさんとのコミュニケーションは、日本に来てすぐのころは自分たちの日本語レベルがまだまだだったこともあり大変でしたが、学習を続け、今は大丈夫です。
6)現在の日本語や介護の学習について教えてください。
モーさん:仕事で疲れてしまうこともありますが、1週間のうち3日程度は本やOUR College※を使って、日本語の新しい言葉を勉強しています。
介護は仕事中に出てきた新しい言葉や知識を先輩に聞いて学ぶようしています。
ラインさん:本を見ながら読解などの勉強を行っています。試験が近いので、日本語は毎日勉強しています。
※OUR College:スマホやパソコンで好きなときに自習ができる弊社オリジナルのEラーニング
7)今後の目標を教えてください。
ウェウェさん:日本語を上達させて、日本で長く働きたいです。日本語が上手になったら、次は英語を学びたいです。そして、患者さまに信頼される看護補助者になりたいです。
モーさん:私も日本語のレベルを上げて、介護福祉士になって日本で長く働きたいです。日本語が上達したら他の国の言語も勉強してみたいです。
ラインさん:私は介護福祉士の資格を取って、患者さまを今より幸せにしていきたいです。
サンディーさん:私も日本語をさらに勉強し、介護福祉士になりたいです。
1)現在、4名が行っている業務内容を教えてください。
現在は、食事・移乗・排泄・入浴介助、シーツ交換、環境整備、清拭などをお願いしています。最初は日勤だけの勤務でしたが、徐々に早番・遅番の勤務も開始し、個人差はありましたが全員がほとんどの業務を独り立ちしており、支障なくケアができています。今後は夜勤もお願いしたいと思っている段階です。
2)彼女たちを受入れる際に業務・生活面で準備されたことはございますか。
業務面では、漢字にルビを振ったり、イラストを多めに取り入れた彼女たち用のマニュアルを作成しました。また、「おはようございます。お疲れ様でした。」などの基本的な挨拶をミャンマー語で何というのかを病院内に掲示し、スタッフに周知していました。
生活面では、スタッフから洋服を集めて彼女たちにプレゼントしたり、一緒にラーメンを食べに行ったりしました。髪をまとめるシュシュもプレゼントしたことがあり、それをつけてくれているところを見るとうれしくなります!
3)入職からの1年間で、彼女たちが最も成長したと感じる点をお伺いできますでしょうか。
患者さまの顔と名前を覚えて、コミュニケーションが取れるようになった点だと思います。食事の際に使用している患者さまのネームプレートにルビを振り、その名前を見ながら少しずつ覚えてもらいました。最初は表情が硬いことが多かったですが、現在はとても柔らかくなり、笑顔で患者さまと接してくれています。自分からなかなか関わることができなかったところも、今では積極的に関わることができるようになっています。また、具合の悪い患者さまがいると、他のスタッフよりも気づきが早く、すぐに教えてくれます。業務も一つひとつ丁寧です。
以前は指示がうまく伝わっていないときも「はい、わかりました。」と返事があることが多かったですが、現在はそのようなこともなくなり、この1年間で日本語でのコミュニケーションもとても上達していると思います。
4)指導される際に、意識していることや注意されていることはございますか。
業務内容を指導する際は、スタッフによって異なる指示を伝えてしまうと混乱してしまうので、彼女たちに業務に慣れてもらうためにも同じ指導スタッフにするようにしました。また、週1回程度、4名の業務の様子を確認して業務の習得具合のチェック表を作成し、その内容を指導スタッフ間で共有するようにしていました。
何よりも一緒に勤務するスタッフが優しい方ばかりですので、現在も4名は業務のわからない点を聞きやすい環境になっていると思います。
5)外国人材の受入れが職場に与えた影響を教えてください。
彼女たちに業務を任せられるようになったので、現場のスタッフ一人ひとりの業務負担が少し軽減したのではないかと思います。現在もそうですが、看護師も看護補助者もまだ充足しているとまでは言えない状況です。その中で、4名には本当にしっかり業務をしていただけているので、スタッフみんなの気持ちに余裕が生まれていると思います。
また、患者さまにとっても良い影響を与えてくれています。4名全員、笑顔が多くなったので、彼女たちの出勤を楽しみにしている患者さまもいらっしゃいます。
今まで人員不足が原因でできていなかったケアを、彼女たちが入職してくれたことで少しずつ提供できるようになっています。
6)彼女たちへの評価をお聞かせください。
一緒に勤務することが多い、現場のスタッフからは周りがなかなか気づかないところに、いち早く気づいてくれる点が助かっていると聞いています。また、彼女たちへの印象がとてもよく、業務もお願いした通りに一生懸命がんばろうとしている点がとても評価が高いです。現場にも活気が出ています。
患者さまからもすごくよく頑張っていて、丁寧にケアをしてくれるので元気をもらっているという声があります。
7)現在、課題と感じている点や今後期待している点はございますか。
日によってやるべき業務は様々です。この先、彼女たちにも夜勤を行ってもらう予定ですが、自分自身で業務の時間配分を決めて行わなければなりません。今後も継続して、その日にやるべき業務を自ら忘れずにできるようになってくれることを期待しています。また、周りのスタッフが忙しそうなときには、自分から手助けやちょっとした気遣いができるようになるとさらに良いと思います。
新たな業務としては、患者さまの検査出しをお願いしたいと聞いています。エレベーターやストレッチャーの使い方などを指導していく予定です。
8)初めて外国人材を受入れる病院や介護施設様へのアドバイスをお願いします。
スタッフの人数が少ない状況で外国人材を受入れると、指導するスタッフの負担が少し大きくなってしまうのかなと感じています。スタッフが充足している段階で、今後を見越して受入れることがお互いにとって良いのではないかと感じました。また、外国人材の入職前に母国の文化や常識を知っておくといいと思います。
受入れ後はルビを振ったマニュアル作成や業務の習得状況リスト等、業務が円滑になるものの準備は必要だと思います。当院では入職後すぐに現場で実際の業務を行ってもらうと、彼女たちも現場のスタッフも戸惑ってしまうと思い、師長と私で入職後の2週間は患者さまの対応や介助方法などのロールプレイングを行うなど、業務にスムーズに移行できるための工夫を行いました。
そして今回は4名という複数単位で採用を行った点はよかったと思います。慣れない国で孤独にしないことは大切だと感じています。